むち打ち症について
むち打ち症の原因で最も多いのは、自動車の追突事故です。
軽い事故の場合、事故直後の検査では異常が認められず、自覚症状もないことがしばしばあります。
しかし、数日後から症状が現れてだんだんと強くなってくるケースがかなり多いのです。
首の痛みだけでなく、頭痛、肩こり、めまい、手の震え、手足のしびれ、感覚異常、だるさ、倦怠感、吐き気、集中力の低下、ふらつき感など様々な症状が現われます。
また、その症状がなかなか治らず後遺症に悩む人が多いのです。
ここでむち打ち症の症状を、大きく分けて説明しましょう。
1)捻挫型・・・首周辺の痛みやこりが主な症状。
2)根型・・・腕や手に痛みやしびれや感覚異常が見られます。
3)脊髄型・・・下半身不随の症状が出てしまうケースです。これは事故後すぐに入院するケースがほとんどです。
4)バレリュー型・・・自律神経の失調が起こるケースです。非常にやっかいで、一般的な治療にはあまり良い反応を見せないこともあります。後頭部痛にめまいやふらつきに吐き気、頭痛、不眠、倦怠感。実に様々な症状がでますし、経過も緩慢です。また、心理的ストレスなどで、症状が変動しやすい傾向があります。